The Art of Blending &Training our Sense of Smell

嗅覚の訓練とブレンド技術


「香水制作にとって、鼻を使う訓練は、とても重要ですが、しかし、それは自分自身の心と触れる方法でもあります。意識して何かのにおいを嗅ぎながら自分と向かい合うことが、瞑想です。私たちの心は、心の中に残る非理性的な部分で感じる感覚をまだ持っています。我々は、そのような香水作成の訓練を目指すべきでしょう。」

アレック・ローレス



エッセンシャルオイルのブレンドを学ぶ事は、絵を描いたり、美味しい食事を調理する様に、熟練した技が必要です。最初は様々な天然香料に慣れる事です。色々な異なる香に慣れてくると、徐々にではありますがバランスのとれた相乗効果のある香を作り出す事が可能です。香り作りを恐れずに、香りの領域やあなた自身の創造力を試してみて下さい。しかしながら、香り作りを正確に測定し、記録を残す事も必要です。

 

ブレンドオイルを作るにあたり、まずは「誰のために作るのか、何の目的で作るのか」、を考えましょう。作り出した全ての成分の総計が、個々の成分よりも大きく、調和のとれる様にする必要があります。新しく強化された様にです。ブレンドオイルを作る最も面白い点は、プロセスそのものにあります-実験と発見の行為です!3種類のエッセンシャルオイルをブレンドし、あなたの本能を信じて、このコンビネーションがどのように気分にさせるか、気持ち良かったり不快なものかを表現してみてください...これは成功したブレンドの重要な特徴です。


私は最近、「アロマセラピューティック・ブレンド:エッセンシャル・オイルズ・イン・シナジー」と呼ばれるジェニファー・ピース・ロインドの次の本の原稿を見直しました。この本は「科学と伝統の知恵」のバランスを取ることを目指しています。私の見解では、生物化学者としての彼女の専門知識と、自然界に対する自分の直感と感性を組み合わせることができる優れた本です。本の最初に、 「何故わたし達はエッセンシャルオイルを単独でなく、ブレンドして使用するのか」と簡単な質問をしています。そして、最新の研究と歴史的な証拠を提示して、ブレンド精油がよりも大きな治療効果を有すると続けています。


しかしながら、相乗的なブレンドの実際の技術は、定義が容易ではありません。アロマセラピーを目的とするエッセンシャルオイルの、初めての具体的なガイドライン(潜在的に相乗的なブレンドを作るための)は、2002年にR. Harrisによって定義されました。 「選択されたオイルは、3〜7に制限されるべきで、治療目的が明確でなければならない」と強調しました。


同様の構成成分を持つ「ウッディ系」または、「フローラル系」オイルなど、同属するエッセンシャルオイルを組み合わせることで、確実に信頼できる心地よさが得られますが、私の見解では、シナジーブレンドを例外的に際立たせているのは、予期しないまたは珍しい何かの追加です。 ジュリア・ローレス